愛車を守るボディコーティングのメリットや注意点とは?詳しく解説

愛車をきれいな状態に保つために、定期的に洗車できれいにしている方が多いでしょう。しかし、洗車は非常に手間ですし大変です。そもそも車体がむき出しになっていることが全ての原因でもあります。その問題を解消するのが「ボディコーティング」です。そこで今回は、愛車を守るボディコーティングのメリットや注意点についてご紹介いたします。

車のボディは汚れやすい

車のボディはむき出しの状態ですので汚れやすい状態になっています。そんな中、車のボディが汚れる原因となる代表的なものは以下のとおりです。

花粉

花粉といえば春のイメージですが、実際には一年中飛んでいます。花粉だけでも汚れになりますが、雨が降るとより悪化するのです。花粉は雨に濡れることによって殻が割れて、ペクチンという成分が出てきます。このペクチンが厄介な存在で、粘着性があるためボディに付着すると、拭き取るだけでは取り除くことが出来ないのです。また、そのまま放置することで徐々に塗装内部にまで浸透するという性質があるため、最悪の場合塗装を変色させてしまうのです。

鉄粉

目に見えないほどの小さな鉄の欠片が鉄粉です。
工場から発生するものをはじめ、ブレーキパッドからも発生するなど、身近に存在しているものになります。見た目にはわかりませんが、ボディに付いてしまったままにしておくことで、水分などと結びついて錆の原因となります。さらに進行すると腐食にまでつながってしまいますので、放置は厳禁です。

水垢

水垢というのは雨水等に含まれている不純物が、水分蒸発後に残ってしまうものです。
白い筋のような汚れがボディの表面に残ってしまいます。雨水は車のボディに付着する頻度がとても高いので、汚れの原因としても定番と言えます。

ピッチタール

あまり聞いたことがないという方も多いかもしれませんが、アスファルトの破片などのことです。
走行中にボディに付着してしまうことがあります。ボディと言うよりも、塗装に対して付着するのです。時間が経過することで、クリーナーを使用しても落とせなくなってしまうので大きなダメージを与えてしまいます。

ボディコーティングのメリット

ボディコーティングを施すことによるメリットとしては、以下が挙げられます。

洗車の頻度を減らすことができる

ボディコーティングによって、車体に対して汚れが付着しにくくなります。通常であれば車体に対して徐々に汚れが付着し、目に見えて汚くなっていってしまいます。しかし、コーティングを施すことによって、大抵の汚れは表面で弾かれるようになるのです。もちろん一切の汚れが付着しないわけではありませんが、かなりの汚れを弾くことが可能となります。

洗車時間の短縮

汚れが付着しにくくなるのは、コーティングがバリアとなっているからです。コーティングをしていたとしても汚れは少なからず付着するので、洗車は定期的に必要となるでしょう。しかし、洗車に要する時間は非常に短縮されます。水で流すだけでも表面は一気にきれいになりますので、手間が軽減されます。

傷がつきにくくなる

汚れだけでなく、洗車をすることでも車体に傷がつきます。たった数回の洗車でも傷がついてしまうほどデリケートなのです。ボディコーティングによって、傷がつきにくくなると同時に、洗車の回数が減るため洗車による傷もつきにくくなります。

塗装を守ることができる

ボディの塗装ですが、紫外線によってじわじわと劣化していきます。汚れもそうですが、紫外線ダメージによる劣化は大きなダメージとなります。コーティングにより、紫外線ダメージも直接塗装に加わらないようになるのです。

ボディコーティングの種類

車のボディコーティングですが、いくつかの種類があります。代表的なものは以下のとおりです。

ワックス

油脂系コーティングとも呼ばれるタイプです。油の油膜によって車体の表面を保護する形になります。誰でも簡単にできますので、市販のものをご自身で塗布される方も多いのではないでしょうか。ただし、油膜ですので熱に弱く剥がれやすいという特徴があります。

ポリマーコーティング

樹脂系コーティングと呼ばれるタイプです。ワックスよりも持続性に優れており、スプレータイプのものが多いので気軽に塗布することが可能です。ただし、ワックス同様に熱に弱く、紫外線にも弱いというのが特徴となります。

ガラスコーティング

現在のコーティングの中で最も性能が高いというのが特徴です。ガラス質の被膜が車体を保護するため、紫外線や熱にも強いのです。しかし、性能が高い分費用に関しても高価になります。効果を重視される方におすすめです。

ボディコーティングの注意点

ボディコーティングをした際の注意点として、以下が挙げられます。

定期的に洗車をする

コーティングが汚れをはじいてくれるとはいえ、汚れないわけではありません。ボディコーティングをすれば洗車は不要というような謳い文句をよく見かけますが、洗車は必ず行いましょう。
どのようなコーティングを施していたとしても、洗車をしなくてもいい訳では決してありません。頻度は少なくなるかと思われますが、洗車自体は行なうべきです。

水洗いだけで済ませない

洗車の際は水洗いだけでも大抵の汚れを落とすことが出来ます。しかし、水洗いだけですと、表面を傷つけてしまいやすくなるのです。市販のカーシャンプーを使用することにより、汚れを浮き上がらせるという効果があります。そのため、表面を傷つけずに汚れだけを落とすことが可能となるのです。水洗いだけではかえって力が加わり傷の原因となるでしょう。

汚れを放置しない

汚れはできる限り放置しないようにしましょう。コーティングによって、バリアのように守られているため問題はないと思ってしまいがちですが、そんなことはないのです。
とくに、鳥の糞などに関しては、放置することでコーティングの被膜を侵食して塗装面にまで到達してしまいます。その結果、せっかくのコーティングが意味をなさなくなってしまいます。

まとめ

ボディコーティングによって、洗車の回数を減らすことが出来ますし、普段から愛車のボディを守ることにもなります。一度行なうとしばらくは効果が持続します。

まずは、その効果をぜひ実感してみてください。「松井モータース」では、さまざまなボディケアメニューを用意しております。お気軽にお問い合わせください。